'10 9月〜11月読了75〜87

3ヶ月も溜めてしまったので忘れかけている本も多く、いつにも増して感想が薄っぺらいです。



三面記事小説 (文春文庫)

三面記事小説 (文春文庫)

実際にあった事件から発想して書かれた小説。ほんの少し何かがずれただけで誰でもあちら側に行ってしまう可能性はあると思うと恐ろしい。『光の川』は悲しすぎる。


シリーズものは仕方ないんだけど、初期の頃のように「面白かった!」とはもう思えないのが残念。それでも読んでしまうのは、ドラマが好きだったから。今の長瀬くんで脳内再生しながら読んでます。時事ネタは文庫になってからだと結構忘れてしまっているので、本当はハードカバーで読むべきなのよねえ。


今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)

今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)

4作めなのに全く勢いが落ちないどころか、どんどん面白くなっていくのが嬉しい。澪の想いが成就するいい方法はないのかなあ。


雷桜 (角川文庫)

雷桜 (角川文庫)

ラブストーリーだと思って読み始めたのに、恋愛部分より家族愛の方が強く印象に残りました。情景描写がとてもキレイで想像しやすく、映画のCMが流れ始めてから読んだので、すっかり映画を観たような気分です。ただ、岡田まーくんであの殿様はちょっと嫌かなあ。


ホテルジューシー (角川文庫)

ホテルジューシー (角川文庫)

『シンデレラ・ティース』の姉妹編というだけじゃなく、『こんにちはセット』を持ってる人物も出てきて、こういうリンクが大好きなのでニヤリ。ヒロちゃんに私は好かれないだろうなー。


新参者

新参者

ドラマは途中から退屈で仕方なかったので、原作も面白くないのかと思ったら全然そんな事なかった。なんでドラマはあんな風になっちゃったのかしら?


マリアビートル

マリアビートル

最近の伊坂さんは私には合わなくなってしまったので、ハードカバーを買うのはこれが最後!のつもりで買いました、ら、面白かったー!!!『グラスホッパー』はあまり好きではなかったのだけど、これは楽しめました。あの人のその後もわかるし。やっぱり伊坂さんはこうじゃないと!


かたみ歌 (新潮文庫)

かたみ歌 (新潮文庫)

『世にも奇妙な〜』を観てから読みました。『栞の恋』と『ひかり猫』に涙。それぞれの話がリンクしているのも好み。『夏の落とし文』のお兄ちゃんのその後が気になる。


花まんま (文春文庫)

花まんま (文春文庫)

『かたみ歌』が良かったのと、表紙がかわいかったので買ってみた。表題作と『トカビの夜』は良かったんだけど、『摩訶不思議』は笑えるものの少し(いや大分)引いたし、『妖精生物』は気持ち悪すぎた。


白銀ジャック (実業之日本社文庫)

白銀ジャック (実業之日本社文庫)

ぐいぐい読ませるけれど、あっさりしすぎで物足りなかった。読後に何も残ってない。


アー・ユー・テディ? (PHP文芸文庫)

アー・ユー・テディ? (PHP文芸文庫)

殉職したおっさん刑事がクマのあみぐるみに憑依するっていう設定が面白かった。でもヒロインがちょっと弱かったかな。『下妻物語』の桃子ぐらいぶっとんでたらもっと面白かったかも。


田村はまだか (光文社文庫)

田村はまだか (光文社文庫)

私も一緒になって「田村はまだかなあ」と思いながら読んでて、で、そんな登場の仕方って!もっと楽しい話かと思ってたのにな。でも、これだけまだかまだかと待ってくれる人がいる田村は幸せ者だ。


コロボックル物語1 だれも知らない小さな国 (講談社文庫)

コロボックル物語1 だれも知らない小さな国 (講談社文庫)

子供の頃に読んで、一番印象に残っている本。でも内容は全く覚えていないので、文庫で復刊されたのを機に買い直しました。読んでるうちになんとなく思い出してきて、とても懐かしかった。村上勉さんの挿絵もいいんですよねー。シリーズ全部文庫で出るのかな?出るなら揃えたい。