'09 7月読了 40〜46



ミーナの行進

ミーナの行進

何度も読み返したい、素敵な本でした。
病気がちの少女がひっそりとマッチ箱に物語を紡ぐなんて、それだけでロマンチック。
文庫でも挿絵を除かず入れてくれたことで、完璧な物語になっているのだと思う。ハードカバーで買いなおしてもいいくらい、ずっと大事にしたい。


東京バンドワゴン (集英社文庫)

東京バンドワゴン (集英社文庫)

本屋で見かけたときはバンド小説かと思って素通りしていたのだけど、たらさん(id:taraemon7)の感想を読んで、すぐに買いに行きました。
こんな古本屋さんがあったら通いつめたい!
ドラマになったら面白そうだなあと思って、脳内配役をして楽しみました。


きつねのはなし (新潮文庫)

きつねのはなし (新潮文庫)

表題作は良かったんですが…他のお話はわたしはちょっとダメでした。
なんというか、湿度の上がりそうなお話で、苦手です。


出世花 (祥伝社文庫)

出世花 (祥伝社文庫)

遺体を洗う『湯灌』という仕事をする女性の話。
江戸時代のおくりびと、という帯だったのですが、江戸時代ではこんな風に亡くなった人を送っていたのかと、興味深く読みました。時代小説って、こういう江戸風 俗が知れるので楽しいです。
『落合蛍』では、東野さんの『容疑者Xの献身』を思い出しました。切ない…。


シュミじゃないんだ

シュミじゃないんだ

「読書は趣味じゃないんだ」、というしをんさんの言葉には共感しましたが…、中身を確認せず、しをんさんのエッセイだー、と買ってしまったのは失敗でした。BLについての書評は飛ばし、雑談というか枕だけ読みました。最初は一応読んでいたのですけど、どうしてもついていけなかった。


北欧神話 (岩波少年文庫)

北欧神話 (岩波少年文庫)

モ ン ハ ンの前はずっとラ グ ナ ロ ク オンラインをやっていたので、北欧神話には興味があったのです。読んでみると、ラ グ ナ ロ クだけじゃなくて他のアニメやマンガでも出てくる単語がたくさんあって、面白かったです。
それにしても、神様っていうのは、やってることは人間とさほど変わらず、力がある分むしろ厄介だなと思いました。