'11 3月・4月読了 14〜29




少年少女飛行倶楽部

少年少女飛行倶楽部

加納さんなのでミステリかと思って読み始めたら、楽しい青春小説だった。若いっていいなあ!
ラストの神くんのセリフがかわいくてたまんない。


ばんば憑き     

ばんば憑き    

『日暮らし』のおでこちゃんや『あんじゅう』の青野先生と3人の子供たちが出てきたりして、こういう作品間リンクが大好きなので楽しかった。
『討債鬼』が一番怖くって、夜眠る時電気消せなかった。


夜の光

夜の光

家も学校も戦場で、いずれ自由になる為の努力と準備を怠らない4人のスパイ達。
決して馴れあったりはしないけれど、自分をしっかり理解してくれると確信出来る人が3人もいるのは彼らの最大の武器だと思った。


彼女のこんだて帖

彼女のこんだて帖

あんまり「これ作りたい!」と思うようなレシピはなかったけど、連作短編(ショートショートかな)としてはかなり好き。


震災後に思いっきりバカバカしいのが読みたいと思って図書館で借りたのだけど、失敗。
舞台が仙台だったので、クドカン少年のくだらなくも大事な思い出が詰まった街のその後を思ってしまい…(ノンフィクションではないけれど)。


小夜しぐれ (みをつくし料理帖)

小夜しぐれ (みをつくし料理帖)

美緒さんの決断が切なすぎて涙。
最後の章の小松原様の話は笑ってしまった。餡殺って。


モップの精は深夜に現れる (ジョイ・ノベルス)

モップの精は深夜に現れる (ジョイ・ノベルス)

猫の話は辛かった…。
どんな動物でも、金儲けの為に無茶な繁殖をするのは本当にやめてほしい。


退出ゲーム (角川文庫)

退出ゲーム (角川文庫)

時々変なテンションになるのが読み辛かったかなー。
三角関係のその後が気になるので、続編も読むと思うけど。


伊坂さんにはあの短さでもすっかりやられました。さすがだわあ。
『Story Seller』といいこれといい、道尾さんの短編が良いので長編も読んでみたいのだけど、『向日葵の咲かない夏』があまりにもだったのでどうも手が出せない。


ヨコハマB-side

ヨコハマB-side

横浜VIVRE前がメインの舞台で、10年ほど前そのすぐ近くで働いていたからとっても楽しめた。
登場人物の違う『インディゴの夜』って感じだったけど。


謎解きはディナーのあとで

謎解きはディナーのあとで

話題の本ってことで期待しすぎたかなあ。
キャラはいいんだけど、肝心のミステリー部分が全く印象に残ってない。


もう誘拐なんてしない (文春文庫)

もう誘拐なんてしない (文春文庫)

『謎解き〜』を読んだあと、他の作品はどうかと思って読んでみたけれど、全編ふざけすぎでイライラした。
回収しないで放置の事件もあるし、かなり不満。


県庁おもてなし課

県庁おもてなし課

おもてなし課の奮闘ぶりは読んでてとても楽しかったし、こんな町おこしをした高知なら行ってみたいと思った。
でも私、有川さんの描く女性は好きじゃないかも…。


ショコラティエの勲章 (ハルキ文庫)

ショコラティエの勲章 (ハルキ文庫)

おいしそうなチョコレート、ケーキ、和菓子がたくさん出てくるのだけど、ヒロインがあまりおいしそうに食べてる感じがしないし、ショコラティエも人間味を感じないせいか、スイーツを扱ったミステリなのに甘さがまるでなくて物足りなかった。