'10 8月読了68〜74


夜明けの街で (角川文庫)

夜明けの街で (角川文庫)

東野さんにしては、あれれ?な内容。ミステリ部分もなにそれ、っていう感じだし。
ヒロインに利用される主人公がとことん愚か者。


銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)

全ての始まりだった銀二貫が、どのように使われたかという所でぐっときた。
どれだけ辛い境遇でも弱音を吐かずに頑張って生きてきた主人公の目に、故郷の景色はどれだけ美しく映ったことか。
高田さんの小説は、どれも読後感が気持ち良い。


映画篇 (集英社文庫)

映画篇 (集英社文庫)

最後の『愛の泉』が一番好き。
この家族がいなかったら、他の話は成り立たなかったんだよね。連作短編大好きなので、こういう構成は楽しい。


有頂天家族 (幻冬舎文庫)

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

オモチロイ。
中学の修学旅行で一度訪れたきりの京都を思い浮かべて、あそこなら狸も天狗もいそうだなあとニヤニヤしながら読んだ。
赤玉ポートワイン、飲みたい。


インシテミル (文春文庫)

インシテミル (文春文庫)

登場人物が多くてなかなか頭に入らず、主催者の意図も須和名さんの正体もよくわからず。再読しないと。


ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)

ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)

フィクションとは言え、ねずみの国の裏側を描くというのに惹かれて読んだけど、終始主人公に苛々。
「やり甲斐のある仕事をさせてくれ」と言う前に、まず敬語を学んでこいと言いたい。


予定日はジミー・ペイジ (新潮文庫)

予定日はジミー・ペイジ (新潮文庫)

経験がないのでわからないけど、かなりリアルなんじゃないかなあ。
思ってることや感じ方が私にすごく近くて、自分が妊娠したらこんな感じなんじゃないかと、他人事じゃない気がした。
でも旦那さんがめちゃくちゃいい人なので、そんなに不安にならなくてもいいんじゃない?と言ってあげたくなった。