夢で逢えたなら何を話そう


昨日は夫が友達と遊びに出かけて夕飯もいらないと言われたので、銀を丸刈りにしようかと、トリミング道具を出しました。



わたしは昔トリマーの仕事をしていたので、秋に逝ってしまった実家のプードルもわたしがカットしていましたが、あの子がいなくなってからは道具を見るのも辛くて、目につかない所にしまっていたのです。
最後にあの子のカットをしたとき、なんとなく『これが最後のトリミングかもしれない』と思ったので、スリッカー(一番右の剣山みたいなブラシ)についた毛を少しだけ残しておいたのですけど、そんなことしなきゃよかったなぁ。
残った毛を見ただけで泣きそうになって、スリッカーから取り除く為に触ったら、ふわふわで柔らかいままだったので、やっぱり泣いてしまいました。
残っていた毛は大事にハンカチでくるんで、引き出しにしまいました。
今度、かわいい布で小さな袋を縫って、その中に入れよう。

涙は止まっても銀のカットをする気分ではなくなってしまったので、それはまた日を改めてやることにします。